患者の情報やデータ、同意書などは紙カルテで運用されています。治療内容が主な記録となっていました。引継ぎやカンファレンス等は多職種で朝夕行われていました。
カルテ以外にホワイトボードを活用して患者の概要が一覧できるよう工夫されていました。氏名、年齢、疾患、手術予定や治療経過などが共有できるカタチです。
写真①(左)は病室横にあるプレイルームです。小児がん治療で入院中の患児ご家族と一緒に持参した折り紙を折っているところです。カンボジアで日本のアニメが放映されており、人気なのでシールやキャラ入り折り紙は喜んでもらえました。治療中でも活発に笑顔で遊べる環境が出来ていることに感心しました。
写真②(右)は外来風景です。屋外で外来診療を行います。屋根や扇風機はありますが、診察を待つ患者や家族のスペースも同様です。隣の公立病院も同様でカンボジアでは一般的なスタイルのようでした。
視察シリーズは今回でピリオドです。10月の札幌で開催する第38回年次大会で、プロジェクト経過をパネル展示する予定です。ぜひ、ご覧くださいね。
អរគុណ(オークン);クメール語でありがとう! (2024.7.16 山本千恵)